1.1.4 へアップデート

iPod touch ソフトウェアを 1.1.4 へアップデートしました。「セキュリティアップデート」ということで、Appleのページ

に情報が掲載されるはずですが、2/27 午前9時の時点ではまだ掲載されていません。

ので、どこが変わったのかよくわかりませんが、少なくとも「Safari のフォーム入力で文字削除すると100%落ちる」というのは直っているようです。さっき一回試して落ちなかったので… (^_^;)

32GBが発売

昨夜 iPod touch 32GB 版が発売されました。8GB - 36,800円、16GB - 48,800、32GB - 59,800 円と数学的に予想される値 (60,800円) よりも 1,000円安くお値打ち感を醸し出しています ;-)

私の所有する iPod touch は 8GB ですが、以下のような使用状況です。

iPod touch 上の「設定」→「一般」→「情報」を見ると、以下のような数値でした。

962
ビデオ 35
写真 468

曲はCD約80枚分程度、ビデオは DVD が一枚と Apple から配信されているビデオポットキャスト(Quick Tip of the Week, 1分程度×33本)を入れているくらいです。写真は iPhotoiPhoto Book を作成したときのものですから、手持ちの写真をそれなりに精選したものということになります。あ、それとプレゼン3回分のスライドが入っていますね。

8GB を購入した場合でも、この程度の使い方なら容量は十分足りている、というお話でした。

あればあるだけ使ってしまうのがストレージ(ナントカという法則があったような)ですので、32GBあるとそれなりに埋まってしまうのかもしれませんが :-)

iPhone 1.1.3 Jailbreak

iPod touch ではなくて iPhone ですが、1.1.3 で Jailbreak するための手法が公開されました。ただし Windows が必要です。

1.1.1 もしくは 1.1.2 の脱獄済みの iPhone から出発、配布されているソフトウェア iBrickr で 1.1.3 のファームウェアイメージにパッチをあててそれを iPhone に転送、iPhone 上の Installer.app で 1.1.3 へのアップデートを行う、というアウトラインのようです。

さて、この公開に関して開発チーム内で意見の対立があったようです。

ファームウェアのイメージを直接改変して iPhone に転送、適用というところがソフトェウアの違法な再配布にあたるのではないかというところが問題になっていたようです。iBrickrを公開した Nate True さんは「サイトから配布してるのは、元ファイルとの差分だけなので問題ない」と言っているそうです。

問題視してる派も、別途に Jailbreak 手法を公開すると宣言していますし、どうなるんでしょうね。

追記(2008/1/25): 上記 cre.ations.net で Mac 用のツールも用意されました。iBrickr のかわり(?)に Shell スクリプトが用意されています。

追記2(2008/1/25): iPone・iPod touch ラボで、果敢にも上記ハックを iPod touch で試したとの報告がありました。ぱちぱち。

追記3(2008/1/27): iPhone 開発(ハック)チームからの「公式」Jailbreak 手法が公開されました。今度のは iPod touch でも使えるようです。Windows でも Mac でも大丈夫です。以下の 2008/1/27 のエントリーから。

日本語のレポートが

などで出ておりました。

Jailbreak 手順は以下のようなもののようです。

  1. 脱獄済みの iPod touch 1.1.2 から始める。1.1.1 は NG。BSD サブシステムがインストールされ、ssh が動いている事。無線LANにもつながっている必要がある。
  2. スクリプトなど必要ファイル一式を touch へコピー。 touch へログインし、コピーしたスクリプトを実行。
  3. スクリプト無線LAN経由で Apple のサイトへ接続、1.1.3 のソフトウェアをダウンロード、Jailbreakに必要な修正を行い touch で使えるようにしてしまう。

1.1.3 へアップデート

日本語入力がスムーズでないのが気になっていたところ、1.1.3 へあげると改善されるということを読みました。また、Safariを使っていると音楽が止まってしまうことがわりとあるのも気になっており、この改善も期待しつつ自分もアップデートをする事にしました。

iPod ソフトウェアを 1.1.3 へアップデート

iTunesで「最新のソフトウェアが利用できます」というダイアログに従いアップデートを行うと、iPodソフトウェアが 1.1.3 へとアップデートされます。ここまではこれまで通りのアップデートと同様で、無償です。

この段階で、Jailbreak して入れたものはすべて動かなくなります。iTunes で「復元」をすると「工場出荷時へ戻る」といわれますが 1.1.3 で個人データが入っていない状態へ戻ります。オプションキー+復元で1.1.1 もしくは 1.1.2 のファイルを選ぶと以前の状態に戻るのかもしれませんが確認していません。

1.1.3 になると、日本語入力がこれまでと較べて格段にスムースになりました。私のこれまでの環境は 1.1.1 + Jailbreak だったのですが、文字キーをタップし候補が現れるまでコンマ数秒の遅れがあり引っかかった感じがありましたが、これが解消されました。非常に快適です。あと、ホーム画面のデザインが少し変わっています。他に変わったところは…よくわかりません (^_^;)

iPod touch 1月のソフトウェア・アップグレード

1.1.3 へアップグレードすると、iTunes で「1月のソフトウェアアップグレード」を購入できるようになります。2,480円です。2月以降も売るんじゃないだろーな、などと思いつつ、せっかくですので購入してみます。


  • 「メール」「株価」「マップ」「天気」「メモ」が追加される
  • ホーム画面のアイコン配置が変更できる。ページも追加できる。アイコンをタップしたまま指を離さないでいると、全部のアイコンがプルプルと震える。この状態で位置を入れ替えたり新しいページへ移動したりできる。面白い。
  • Safari のブックマーク追加アイコンが画面下部へ移動。タップすると「ブックマークへ追加」「ホーム画面へ追加」「リンクをメールで送信」を選べる。
  • 音楽再生中にジャケットをタップすると、歌詞が(入っていれば)表示される

などの更新がありました(他にもあるのかもしれないが、知らない)。

私はそもそも曲ファイルに歌詞がつけられることを知りませんでした。現在 TunesTEXT という Dashboard Widget を利用して歌詞をインターネットの歌詞検索サイト(そんなものが存在している事すら知らなかった)からダウンロードしています。作者のさいあん (Cyan.K)さんに感謝。

このアップデートが有償であることについての考察が Life is beautiful に書かれていました。なるほど。

青空文庫を読む


変換作業に興味があったので、青空文庫XHTMLファイルからPNGイメージを生成して iPod touch で読む、ということに挑戦してみました。使ったのは Python, LaTeX, Ghostscript です。PNG イメージを Mac 側で作成して iPod touch の「写真」で閲覧するという真っ当な方法ですので、Jailbreak はいりません。

手順は

  1. 青空文庫XHTML ファイルを LaTeX のファイルに変換
  2. PDF ファイルを生成
  3. PDF ファイルの各ページを PNG ファイルに変換
  4. iPhoto のアルバムを作成して、上記の PNG ファイルを登録
  5. iTunes で作成したアルバムをチェックし、転送

です。上記の1-3の作業を行う Python スクリプトを作成しました。もしご興味があるかたがいらっしゃれば、各種ソフトインストール手順とスクリプトを掲載しますので、コメント欄にてご連絡ください。ただし、MacOS X 10.5 でしか動作確認していません。

右に掲載したスナップショットは『檸檬』ですが、PNGファイルで26枚になります。touchの「写真」での閲覧は、わりと快適です。作成したPNGファイルをここにおきましたので、興味のある方は試してみてください。PowerPointKeynoteでのプレゼン資料を画像ファイルに書き出して「写真」で眺めるのもかなりいい感じで、私は iPod touch を画像ビューアとしても大いに利用しています。子供(3才)も touch で写真を見るのが大好きです。ただ、やはり文章を読むとなると、栞相当の機能が欲しいですね。

PNGファイルは1032x1457の16色で作っていて、1ページあたり20〜30KBの大きさですが、touch へ転送するときに変換され、1ページあたり600KBくらいになるみたいです。『檸檬』は26ページで10MBを越えているようでした。元のXHTMLファイルは 21 KB なのに…。

Jailbreak をしている場合は touch 上で apache や lighthttpd を動かし、XHTML ファイルを直接閲覧する事もできます。右のスナップショットは元ファイルに

<meta name="viewport" content="width=480" />

だけを追加して表示させたものです。スタイルシートをちゃんと書くと、もっとよくなりそうです。せっかくPNGへの変換スクリプトを書いたのですが、これでもいいかという気分になってきますね。Jailbreakは偉大だ。(←結局ここに …)


iStudy でお勉強


最近記憶力の低下を痛感する事しきりで、脳の使用期限が近づきつつあるのかなぁと思ったりします。iStudy は簡単な単語帳の機能を持ったソフトです。日本語のカードを作成するときに、引っかかったところがあるので記録しておきます。

iStudy は Installer.app で入れられます。Productivity の下です。

データ形式は極めてシンプルです。/var/root/Library/iFlashCards の下にディレクトリを作成します。ディレクトリの名称が、単号帳の名前になります。その中に questions.txt と answers.txt を入れておくだけです。questions.txt には質問を、answers.txt には対応する解答をそれぞれ一行にひとつずつ書いていきます。

質問文や解答に日本語を使いたい場合は、「BOMつきutf-8」で保存する必要があります。普通の utf-8 なファイルの先頭に EF BB EF という 3 バイトを追加する必要があるのでした。

これは、例えば original.txt という名称でファイルを作成したとすると、以下のようにすればできます。

 % perl -e 'printf("%c%c%c",0xef,0xbb,0xbf); while(<>){print;}' < original.txt > answers.txt

エディタで行いたい場合には、

を使うといいようです。ファイル保存時にオプションで "Unicode (UTF-8)" を選ぶと、BOMつきutf8ができるようです。

1.1.2 ハック

時間がないのとあまり必要性を感じていないのでまだ実行していませんが、巷ではレポートが続々出ています。

おおもと?の解説文書。

日本語のレポート。Macin' Blog さんが詳しいかな。

Jailbreak された 1.1.1 で必要ファイルを忍ばせておいて 1.1.2 へアップデート、iphuc で接続して穴をあける、という手順のようです。 アップデートの際に、iPod touch 上のすべてがクリアされるわけではないことを利用しているのですね。