スクリーンショット (2)
Erica さんが snap シリーズの改善を続けて下さっており、だんだん便利になってきました。母艦 Mac 側でファイルを取得するアプリを起動しておき、iPod touch へログインしてコマンドを発行します。以降、母艦のアプリでクリックするごとに、キャプチャしたファイルがデスクトップに保存されていきます。
下準備
(1) iPod 用のソフト、Erica's Utilities をインストールする
iPod touch 上に Erica's Utilities をインストールします。Install.app の Utilities カテゴリの中にあります。インストールすると、/var/root/bin をコマンドサーチパスに追加するように言われますが、この項で紹介しているスクリーンショットだけであれば、追加する必要はないでしょう。
追加すると、touchへログインした時に Erica Utilities のコマンド群がコマンド名だけで実行できるようになります。追加する場合は、/etc/profile を vi で開き、以下の赤字部分を記入します。
PATH="/var/root/bin:/bin:/sbin:/usr/bin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/opt/iphone/bin"
すぐに変更を反映させる場合には
# . /etc/profile
としましょう。
(2) Mac 用のソフト、Erica Picture Sharing Browser をインストールする
の下の方、ファイル一覧の "Erica Picture Sharin.." をダウンロードします。11/4時点での直リンクはこれです。保存できたらzipを展開しておきましょう。
Shoot & Save
(1) iPod touch 上で autosnap コマンドを実行します。Mac のターミナルで以下のコマンドを発行しましょう。前項の (1) で /etc/profile を修正している場合は bin/ は不要です。
# ssh root@{touch の IP アドレス} bin/autosnap ← 母艦 Mac のターミナルで root@{touch の IP アドレス}' s password: ← touch のrootのパスワードを入力 ← プロンプト戻ってきませんが、これでOK。指示待ちの状態
(2) Mac で Erica Picture Shareing Browser を起動する。うまく行っていれば、図のように "FileThrowAutoSnap-iPod touch" (iPod touch の部分は各々のtouchの名称)と表示されているはずです。"Save toDesktop" にチェックをつけましょう。
(3) ここまでくれば、あとは簡単。"FileThrowAutoSnap-..." をクリックすると、キャプチャした画像がウィンドウ内に表示され、デスクトップに画像がファイルが保存されます。クリック一発でファイルが保存され、保存された画像が即確認できるので、かなり便利です。
ファイル名は SnapShot1194183226.png のようなものです。数字の部分は UNIX タイムですね。
(4) 作業終了時には、(1) のターミナルウィンドウに戻り、ctl-c (ctrlキーを押しながらCのキーを押す) で autosnap を終了させます。